セルフプロデュース必須の流れが来た【59日】

1年日記、59日目。
2020年6月8日。

今の状況を見ていると、生産側にお金が流れていかなくて、何かを作っても流通に乗せなければお金は発生しない。
「食べ物」の分野で顕著であるけど、それはエンタメ分野も同様で、時間をかけて何かを生み出しても無料で配布せざるを得ない状況。
小説も同じかしら?
と、ふと思ったけど、「本」なら娯楽以外の役割があるから、単純にエンタメという消費の仕方とはまた別枠かなと思いました。

本の内容にもよるけど、塊になった文字を読むことは知識の獲得だけでなく、頭のための勉強にもなる。
たくさん読むほどに頭の構造が変わっていくのだと思います。本人は無意識でも。
いくら活字離れと騒がれても、本を手に取る人はいるし、日常的に読む人は頭の中がやっぱり違う。

自分が今作っているものは、完全に娯楽内容だなとは思うけど(ストーリー小説だから)、内容には色んな情報を含めるつもりです。
どうせ書くのなら、ただのストーリーで終わらせません。何かを比喩したりさりげなく問題提起したり。
たとえ読み手が受け取ってくれなくても、その中にメッセージを込めます。

メッセージ性のある作品。
なんかちょっとかっこよく見えません??(笑)

セルフプロデュース必須

自分は素人だから、生産してもお金を生み出せないし、流通にも乗せられないから、最初は無料で配布するという選択肢しかないのですけど、いずれどこかで流れを変えていかないとなぁとは思っています。
永久的に無料でいくのは無理がある。自分の時間は有限だから。
そのときは何を売ろうか?
因みに、自費出版や薄い本などを作るのも手ですけど、最初から売れないとわかっているものを紙に印刷するのはリスクが大きいので、それだけはやりません。(^_^;)
在庫抱えるのは場所的にも精神的にも辛い。

食べる、寝るなどの「基本生活」に直接関係がないサービスがことごとく売れず、今こそ「これって生きる上では必要ないんだな」というのが明確にわかるようになって、いかに無駄なもので溢れていたのかを実感する。
その中で、本当に必要だと思うものを選択して、そこにどうやって需要を生み出すかが今後生き残る術であって、これまで通用してきたやり方にしがみつくのは最良の方法とは言えなくなった。

今、こういう世の中になってみて思うのは、
結局のところ、作り手だって「作っていればいい」なんてことはなくて、作ったものも自分のこともセルフプロデュースしていくしかないんだなということです。
比較して「能力に差がない」のなら、より目立つほうが売れるに決まっている。強烈なインパクトがあるものに興味は引かれるからね。
アピール力かぁ。苦手分野です。(~_~;)
でも自分でやるしかない。

どこかで方向転換する戦略を練らなければ、倒れていくだけですもの。
体力が尽きるまでは書き続けていきたいから、そのためにどうすれば継続可能になるかを真面目に考えます。
今年中に答えを出せたらいいけど……半年後どうなっているやら?

自分の頭に課題を与えておくと、そのうち案が浮かぶこともあるので、まずはその方式でいこうと思います。
それでダメなら思い切り悩んでみます。(笑)
頭割れそうなくらいに。

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